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劒岳 早月尾根 その2 [山]

5月5日 [晴れ][曇り]

山頂まで目指しましたが、以下の理由にて断念して早月小屋までにしました。

・5月5日は下山する人がほどんとで、登るパーティーは私たちだけであること。
・小屋は6日に下山する人のみの泊であること。
・富山県警の情報のお天気は、6日は低気圧が上空にあり、山頂は雪になる可能性があること。

登山口から約6時間30分で、早月小屋到着です。
危険を伴うこの劒岳で、無理な登山はできません。

見慣れたこの言葉を、また見ることができました。

IMGP6935.JPG

登山口を登って、すぐにこの雪の状態で、腐っています。
後ろ姿を撮って貰いました[カメラ]

IMGP6941.JPG

2時間位登ると、下山していくパーティーに出会います。

IMGP6948.JPG

午前中はお天気で・・・
赤谷山がきれいに見えていましたよ。


IMGP6951.JPG

このトレースは、写真では急斜面が見えにくいのですが、急登です。
シリセイドで降りた後がたくさんありました。速度がまして怖いのではと思ってしまって・・・

IMGP6952.JPG

またもや下山していくパーティーに出合ます。

IMGP6955.JPG

数えることができないくらい、ピークを登って・・・
もう小屋に近いのではと思っても、長いこの早月尾根はなかなか到着しません。

振り返って見ました。
下山していくパーティーが小さく見えました。

IMGP6960.JPG

雲が出てきました。
「ガスってくるから速度をあげないと」と思っても、そんなに早く歩けません

IMGP6965.JPG

ようやく早月小屋に到着です。
屋根しか見えていません。雪に埋もれています。

IMGP6967.JPG

IMGP6978.JPG

小屋のオーナーが、「泊まるのは私たちのパーティーだけですよ」
「明日はどうしますか?」
「お天気が不安定です」「それにスタッフもいなくなりますよ」そんな会話をしました。
「朝ごはんを食べて下山します」と答えると」「それが賢明だ」と返事がありました。

いままで初めてです。他のパーティーが泊まらなくて
貸切状態の小屋は・・・
雪を溶かしていましたよ。

IMGP6979.JPG

テントは2張でした。
ここから山頂に行くトレースをみてました。
登ってみたいわぁ・・そんな心境になりました。
小屋に到着の時は、ガスがかかっていましたが、この通りのお天気です。
変わりやすいお天気ですよね。

IMGP6989.JPG

小窓尾根を綺麗に見ることができました。
登れないこの尾根で・・・・
いつまでも、いつまでも見てしまいました。

IMGP7008.JPG

夕日です。
小屋の部屋の中からの景色です。
ここまで登れたのだから・・・

IMGP7022.JPG

翌日下山していく、トレースを確認しました。

IMGP7003.JPG

朝、ご飯を食べて下山です。
約4時間で馬場島でした。
しばらくすると小屋のオーナーとスタッフの姿をみました。

IMGP7023.JPG

馬場島からの帰りに何か動物が横切りました。
イノシシ?ブタ?狸?クマ?といろいろ思いましたが
なんとニホンカモシカだそうです。
野生のニホンカモシカを見るのは初めてで、ビックリしました。

IMGP7050.JPG

GWの時期を、少しでも外すともう人影がなくなる劒岳です。
そうですよね。この時期は厳冬期ですね。
馬場島の周辺には、雪崩で遭難されているパーティーがおります。
ザック、その他なんでもいいです。登山者らしいものを見つけたら連絡してくださいと
立て看板がありました。この看板を見るたびに無理な行動はできないと
痛感して、帰ってきました。
今後の課題にしたいと思っています。
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CARRERA

賢明な判断です。
出来る事なら4日に早月小屋には入れればよかったですね。
まあ来年もあります。無理しない方がよろしいかと思いますよ。
早月小屋の朝食なかなかいいメニューだな~♫

*今年の年始での小窓尾根4人遭難事故の内1人は私の会社の人で、
まだ出て来ていないようですね。残念です。
by CARRERA (2013-05-14 22:44) 

のら人

試練と憧れ、・・・ですね。 ^^
この言葉は怠惰な日常を過ごしている我々対する、痛烈な批判と感じてしまいします。 それに挑戦的?ですよね、これ。 ^^;
剣の残雪期なら、新雪さえ降らなければ長次郎雪渓からが安全だと思います。人も沢山いるので、安心感がありますよ。
by のら人 (2013-05-14 23:14) 

tochimochi

懸命な判断ですね。
生きて帰ることが第一です。
早めに入山できればとも思いますが、メンバーの都合がありますから仕方ないですね。
カモシカは好奇心が強くじっとこちらを見ていることがよくあります。
生還を喜んでくれたのでしょう。


by tochimochi (2013-05-15 06:51) 

nousagi

厳しいところに挑戦されますね。
それにしてもここは真冬、
天気が悪かったら命取りですね。
残念でも、下山されてよかったですよ。
また次回がありますからね。
by nousagi (2013-05-15 08:42) 

mimimomo

おはようございます^^
山は逃げない。今日でなくても・・・ですよね。
素敵な景色をありがとうございます♪ これでも充分^^
by mimimomo (2013-05-15 08:46) 

OJJ

山小屋の朝食にしては立派ですね~
春の雪山の写真をじっくり楽しませて貰います・・感謝。またこの次に~
by OJJ (2013-05-15 09:52) 

よしころん

お疲れ様でした。
無事の下山なによりです。
次回の楽しみに♪
by よしころん (2013-05-15 10:40) 

みぃにゃん

登りたいお気持ちすごく強いとおもいますが、あきらめることも登山なんですよね。冷静で懸命な判断だったと思います。
ほんと素晴らしい景色ですね。
by みぃにゃん (2013-05-15 23:58) 

ナビパ

勇気ある決断だったんですね。無理は禁物ですものね。^ ^
by ナビパ (2013-05-16 19:57) 

hide

劍岳の厳しさと壮大な姿に圧巻です。
『試練と憧れ』 このお言葉沁みました。
by hide (2013-05-16 20:40) 

テリー

登頂の楽しみは、次回にとっておきましょう。
by テリー (2013-05-16 22:29) 

おど

 無念のてったととなりましたが、それでいいのだと思います。 連休中の場合は、無理して仕事を休んできている人が多いので、山でも無理して遭難というパターンが多いですしね。
 小屋まで行けただけでも、良かったと思いますよ。 雪の中を歩くだけでも楽しいですし、結構景色良い所ですしねぇ。
by おど (2013-05-16 22:56) 

Jetstream777

剣をみているひろたんの心境は察します。 
こんないい天気、できれば登りたいですよね、 本音は。
5月でも 剣はなかなか人を寄せつけなさそうです。
でも、またトライしてください。 

by Jetstream777 (2013-05-17 22:08) 

Umi-Bozu

今年は雪が多いようですね。いつもお願いしているガイドさんも今年のGWは剣方面は登らなかったようです。
by Umi-Bozu (2013-05-18 21:19) 

ひろたん

*CARRERA様
 >*今年の年始での小窓尾根4人遭難事故の内1人は私の会社の人 で、
 まだ出て来ていないようですね。残念です。

 それは悲しいことですよね。
 登るとき、下山の時も「ご~~ご~~」と雪崩れている音を
 聞きながらでした。こんな勢いのある雪崩では逃げれない・・・
 音を聞いたときはもうすぐそばにきているなんて思いました。
 見渡すと雪崩れて地肌が見えていることろが、数か所ありました
 これが自然なんだと思ってしまって・・・
 たえずキョロキョロした
 登山でした。小屋までも安全だと思いませんでした。
 こんどまた挑戦です。
by ひろたん (2013-05-19 10:33) 

ひろたん

*のら人様
 試練と憧れは
 十分な技術をもってこないといけません。
 大丈夫ですかと、言われているようで
 なんとも複雑になります。辛い時にはこの言葉を
 思い出します。


 >残雪期なら、新雪さえ降らなければ長次郎雪渓からが安全
 
  こんどからは違う登山道にしないと行けませんよね
  今回は
  アクセスの問題で・・・・
  室堂からだと時間がかかり
  早月尾根は馬場島から登り、その帰りも馬場島で
  短縮を考えました
  残雪期と言えども、山頂は冬ですよ
  この言葉で断念ですーー;

by ひろたん (2013-05-19 10:46) 

ひろたん

*tochimochi様
 >カモシカは好奇心が強くじっとこちらを見ていることがよくあります

  そうですね。
  車が去るまでこちらをみていました。
  お墓の近くにいたのですが・・・・
  初めてみました。地元の方の話では
  最近、悪さをするそうですよ。捕獲をするのは禁じられているそうです  車だから大丈夫で、歩いていたら何かをするのですかねーー;
by ひろたん (2013-05-19 11:02) 

ひろたん

*nousagi様
 >それにしてもここは真冬

  山頂は冬ですよと言われて危険だと
  思いましたよ^^;
  無理はできないと、また改めて思いながら
  小屋到着です。
by ひろたん (2013-05-19 11:05) 

ひろたん

*mimimomo様
 >山は逃げない。今日でなくても・・・ですよね

  そう思いました。
  小屋まで行けたらいいか・・・・
  そんなことを思いました。また次回です。
by ひろたん (2013-05-19 11:06) 

ひろたん

*OJJ様

  >山小屋の朝食にしては立派ですね~

   こんなご馳走は初めてです
   小屋も閉鎖で、特別なような気がしました。
   夕食も食べたら良かったかな。
   以前、夏に泊まった時はおかわりも御飯だけで
   美味しいメニューではなかったのですが
   閉店間際だといいことがありますよね^^
by ひろたん (2013-05-19 11:10) 

ひろたん

*OJJ様

  >山小屋の朝食にしては立派ですね~

   こんなご馳走は初めてです
   小屋も閉鎖で、特別なような気がしました。
   夕食も食べたら良かったかな。
   以前、夏に泊まった時はおかわりも御飯だけで
   美味しいメニューではなかったのですが
   閉店間際だといいことがありますよね^^


by ひろたん (2013-05-19 11:10) 

ひろたん

*よしころん様
 
 >無事の下山なによりです

  雪崩の音を聞きながら登っていきました
  本当に良かったです^^
by ひろたん (2013-05-19 11:11) 

ひろたん

*みぃにゃん様

 この景色をみると、山頂までなんて・・・
 そんな残念な登山でした。
 けど安全が一番ですよね。


by ひろたん (2013-05-19 11:13) 

ひろたん

*ナビパ様

 >勇気ある決断だったんですね

  無念でいつまでも山頂までの登山道をみていましたよ
  けどこの勇気ですね^^
by ひろたん (2013-05-19 11:15) 

ひろたん

*hide様

 >『試練と憧れ』 このお言葉沁みました
 
   この言葉が大好きで、また行ってしまいます
   試練だ・・・・・
   これが大きいですよね。


by ひろたん (2013-05-19 11:21) 

ひろたん

*テリー様
 
 次回の楽しみですよね^^
 この時期にまた挑戦をできるようにトレーニングをしておきます。


by ひろたん (2013-05-19 11:22) 

ひろたん

*おど様
 >仕事を休んできている人が多いので、山でも無理して遭難というパタ  ーンが多いですしね

  この日に登れないと、仕事があるなんて思ってしまいます。
  これが事故のもとですよね。
  今回もそうでした。無理はしません。
by ひろたん (2013-05-19 11:25) 

ひろたん

*Jetstream777様
 
 >剣をみているひろたんの心境は察します

  これは登りたいなんて、いつまでも未練が残りました。
  けど滑落したらどうするなんて
  葛藤です。これも次回の楽しみにしておきます^^


by ひろたん (2013-05-19 11:27) 

ひろたん

*Umi-Bozu様

 > いつもお願いしているガイドさんも今年のGWは剣方面は登らなか   ったようです。
 
  今年は雪が多くて、お天気が不安定だそうです。
  小屋まで行けたら良しをしないと行けませんよね。
  雪崩の音が耳に残ります。


by ひろたん (2013-05-19 11:30) 

みぃにゃん

お祝いのコメント頂きありがとうございました。これからもこんなブログですがよろしくお願いします!
by みぃにゃん (2013-05-19 13:28) 

ひろたん

*みぃにゃん様
 こちらこそ宜しくお願いいたします。
by ひろたん (2013-05-19 19:28) 

山子路爺

この時期の早月尾根……素晴らしいだろうなぁ。
頂上には立てなくとも充実した山旅だったのではないでしょうか。
私未だ未踏ですので、その内(無雪期)にと思っています。

by 山子路爺 (2013-05-20 17:26) 

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